ご飯などを食べても、インシュリンの働きが活発にならなければ、脂肪がたまるメカニズムも働きません。そのインシュリンの分泌を抑えるのが運動なのです。
夕飯でご飯を食べ、ソテーとか天ぷらとかから揚げなど脂肪分たっぷりの食事をしてそのままでいると、さきほど説明したメカニズムで、脂肪はどんどんたまります。
しかし、そこでダンベル運動をすれば、インシュリンの分泌が鈍って脂肪がたまる率は低くなるわけです。
インシュリンの分泌を抑えるこのやり方が、太り防止に有効な理由は、次のようなものです。
毛細血管の内側にリポたん白リパーゼという酵素があります。
この酵素のうち心臓や筋肉の毛細血管にある酵素が働くと、脂肪は心臓や筋肉によく取り込まれて、どんどんエネルギーとして燃焼していくメカニズムが働きます。
逆にインシュリンの分泌が活発な時は、同じリポたん白リパーゼでも、脂肪組織の毛細血管にある酵素が元気よく働いてしまいます。
その結果、血中の脂肪をどんどん取り込み、貯めるメカニズムが活発になってしまうのです。
従って、食事をしたあとダンベル運動すると、インシュリン分泌を抑えられるのでより太りにくいからだづくりが進められるというわけなのです。
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